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何がヤッパリかと言えば(前回参照)、電話のビジネスモデルの根本を逆手に取った、日本人的な発想では「卑怯」とも「悪意を持った」チャレンジャーとも表現できるからです。なので、大企業病に犯されているほとんど企業(小さなITベンチャーも結構犯されていますヨ ホント)には実行不可能だだったからです。言い訳は聞きません。技術的には可能だと知っていても、また、実施できる能力があったとしても、最初に、本格的なサービスをスタートしたのは、他ならぬyahooBBだったのですし、殆どの企業は「受け入れられた」のを見てから真似しただけです。
電話のビジネスモデルの根本にはいくつかありますが、一つに「発信者課金」があります。そして「従量課金」だと言うことです。IP電話も発信者課金じゃないかと突っ込みが来そうですが、あの通話料は、NTTのインフラ、つまり発信者課金のインフラと接続するための料金であって、IP電話同士は発信者課金でも従量課金でもありません。一方、インターネットは、ご存知とおり参加者が応分の負担をする世界。PCtoPCのインターネット電話を思い浮かべれば簡単ですね。単純にモデム間の通信(データ通信)に音声を乗せているだけです。ADSL技術により、常時接続・固定料金・通信スピードが実現された。そこで、この2つの世界をうまく融合させて、低コストと使い勝手を両立させたのが、話題のIP電話となります。
しかし、今ほんとうにホットな話題だけに、どんどんニュースが飛び込んできます。ゆっくりとコラムのペースで進めていけない。ニュースを追うのもおもしろいので今週のニュースネタをひとつ。
すでに発表済みではありましたが、大手ISP5社のIP電話相互接続に関して2月28日までの予定で実験を開始したそうです。5社はOCN・NIFTY・So−net、BIGLOBE、hi−ho。ブロードバンド会員数は約200万人
(会員総数は約1700万人!!)。これは、NTTコムのVoIP基盤ネットワークを利用するもので、050の電話番号で会員間の通話は無料になるそうです(正式サービスイン後は未定)。
おもしろいネタだと思います。上記5社の会員で、ブロードバンドサービスに切り替えるか悩んでいる人にとってはインパクトのあることですし、当然それを意識した行動だと思います。
でもです。私は引っかかりますね。だって、NTTコムさんのインフラを使って相互に接続させるんですよね。ところがNTTコムさんがタダでインフラを解放するとはひとことも言っていない(ビジネスなので簡単にはそんなことできないはず)。エンドユーザーが負担するか、参加するISP各社が負担するかですよね。
ISPが負担する形に落ち着いたとします。そうすると、これはネットワーク(ISP−NTTコム)間の接続なので、長い目で見ると不確定要素が多いサービスと判断できます。例えば、私はso-netに加入しています。同じso-netの友達(so-netのインフラ内)と、niftyの友達(so-net−NTTコム−nifty)とが同じくタダになるなら構わないのですが、特に通信費の場合、最初はタダでものちに有料になることはしばしばあるので、状況によっては、後者は有料になる可能性があります。そうすると、マイライン導入前の電話と同じ状況で、どのISPの会員と電話するかによって金額が異なったり、中継するISPによっては高かったり安かったりと、混乱させられてしまいます。
まー、まだまだ先の話だとは思いますが、光にされる方は注意が必要です。ADSLと違って光は工事費が高く、そう簡単にISPを変える訳にはいかなくなります。(特に集合住宅は・・・)
では、また来週。
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