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050というIP電話専用電話番号についてです。現在、そこら中のISPで試験運用をしている真っ最中で、昨年12月以降のモニターには050番号も割り振ってあると聞きます。では、電話番号の配布も始まって、今すぐにでも電話できるかと言うと、まだダメなのです。現在はIP電話同士のみで有効な番号(しかも制限付。試験期間が過ぎれば取りあえず050同士なら何でも有効かというとこれも不明)で、肝腎のNTT【発】の電話も繋がりません。理由はNTTのフツーの「電話交換器」が対応していないのです。すでに対応することは表明しているようなので、いずれNTT【発】で050番号にもかけられることになることは間違いないのですが・・・
でも、これって不思議ですよね。何十年も昔になりますが、長距離系のキャリア(日本テレコム[0088]とかKDDI[0077])の時も、携帯電話[090]の時も、もちろんPHS[070]の時も、サービスの初めからフツーの電話機からかけられたはず。何故なのでしょうか? 長距離系キャリアや携帯の時とどこが違うのでしょうか?
本日時点で、正式にサービスインしているのはyahooのBBphoneのみなので、これと携帯電話を比較しながら不思議を探っていきましょう。電話したい相手にかけられるのは電話番号があるからです。当たり前です。これがNTTの電話網だけなら問題ないのですが、携帯電話の電話網は当然ながら別のネットワークになります。これは、2つのネットワークが「電話交換器みたいなモノ」を介して繋がっているのは当然として、「電話番号」と言う一つの識別体系を共有しているほかなりません。
電話帳[紙ではありません(^。^)]が何処かにあって、それを参照して相手を特定している。NTTの電話から090−****−****とダイアルすれば【携帯電話だ→しかもドコモだ→ドコモのネットワークに繋げる】となるわけです。現在NTTから050に電話できないのは【IP電話だ→しかもyahooだ】とならないのが一つの理由です。つまり、050番号の配布が始まったばかりなので共有できていないのです。
まー、これはしばらくすると対応するので大丈夫だと思いますが・・・(チョットは心配です) それより、前出の【IP電話だ→しかもyahooだ】の後の【→yahooのネットワークに繋げる】ことの方が不確定要素が多いと思われます。技術的なことではなく、サービス提供者のビジネスとして不確定な部分が多い。これは、このコラムで書きました「発信者が従量制で支払うネットワーク」と「受発信双方が固定制で支払うネットワーク」のビジネスモデルの違いで上手く行かない場面が予想されます。逆説的に、過去の長距離系キャリアも携帯電話も、発信者課金ネットワークのお仲間だからこそスムーズに繋がったともいえます。
どちらのネットワーク【NTT←→携帯】から発信しても、お互いに発信した方がユーザーに従量制で通話料を「まとめて」請求するから、ユーザーも解りやすいでし、通信事業者も問題はない。ようは事業者をまたがってはいるが一本の線で繋がっているイメージです。発信者側の事業者が、着信者側の事業者の分まで責任持っている形です。でも、片方もしくは両方が固定料金の世界だと繋げたいけどルールが違うことになります(いずれ取り上げますが、IPネットワークは一本の線とはいえません)。まず、ルールを作ることから始めなければなりませんし、お互いが納得して折り合えるかどうかも不安ではあります。
この辺の諸事情を踏まえて、【→yahooのネットワークに繋げる】場合、どこに繋げるかが問題だったりします。これは次回。
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