| <コラム> |
日本の競馬史上最大の功績を残したといっても過言ではないサンデーサイレンス。その産駒も今年が最後の世代となります。ポストサンデーとなる種牡馬を見つけ出すことと同じくらい馬産地で重要な命題は、あまたいるサンデー産駒の牝馬に適した種牡馬を見つけることです。つまり、母父サンデーの成績が、日本の競馬界を左右する重大事だってことですね。
母父サンデーの活躍馬といえば、今のところラインクラフト、ダート路線でG1を狙えるサカラート・ヴァーミリアン兄弟、期待を集めるのが3才のフサイチリシャールとアドマイヤムーンでしょうか。もちろん皆さん、注目しているとは思いますが、実際、データを当たってみるとなかなか面白いものがあります。
すでに、現9才世代から母父サンデーはいるのですが、やはり本格的に増えだしたのは現6才世代くらいからで、ブレイクしたのは昨年のラインクラフトの4才世代からでしょう。今年の3才世代は、質量伴にそれを凌駕する勢いです。しかし、牝馬にこれといった活躍馬がいないのは、昨年と違うところです。
さて、面白いデータというのは、まだまだ、サンデー直仔がいるからなのでしょうが、重賞なら、意外と人気薄(5-8番人気くらい)でも、好成績を残しています。一方、G1に限定すると人気とおりという結果が出ています。特に、1番人気をサンデー直仔に譲るケースが多いからか、2番人気で大変よい成績を残しています。まだ、データ数がそれ程ではないので、?マークは付きますが、覚えておいて損はない気がします。
もう一つ上げます。性別で見ると、牡馬・セン馬の方が、全体的に活躍していますが、G1だと成績が下がります。そしで牝馬は、全体的な成績は、牡馬・セン馬に劣るのだけど、G1になっても大きく成績を下げることはありません。クラスの壁はあまりないってことになりますね。
桜花賞で該当するのは3頭、その内、エイシンアモーレとユメノオーラあたりは、3連複やワイドは面白いかも知れません。
血統ではないけど、ジョッキーの乗り替わりはいけません。この時期、乗り替わりはまずマイナスに作用すると考えた方が良いでしょう。それは、手戻りであってもそうです。過去10年で、乗り替わりで、前走より着順を上げてかつ3着以上したのはアローキャリーとファレノプシスの2頭だけ。アローキャリーは、既に11戦のキャリアがあり、鞍上の変更など関係ないと考えられるし、ファレノプシスは、明らかに鞍上強化で武豊騎手への乗り替わりなので例外と考えられる。
この2頭以外に3着以上に入った馬が5頭いるけど、着順を下げている。また、上位人気(5番人気以上)で、乗り替わりだったケースを見る。当然、前走トライアルレースを勝っているから人気するわけですが、ことごとく着順を落としているのです。2着を確保したのが、96年のイブキパーシブ(武→南井)と昨年のシーザリオ(福永→吉田稔)だけ。同着だった(アネモネS3着・武→本番3着・幸)トゥザヴィクトリーを見ても、乗れている騎手でさえ難しいことが解る。なので、減点をして考えた方がよいでしょう。今年の該当馬は、今のところテイエムプリキュア・コイウタ・キストゥヘブンあたりでしょうか。この3頭のアタマは考えづらい。 |
|