2006/5/28 ダービー 
   
 
<コラム>
ダービーの勝ちタイムについて考えた。

一昨年、昨年とダービーの勝ちタイムは2.23.3です。ルールとしては同タイムなら古い方がレコードですので、この場合、一昨年のキングカメハメハがレコードホルダーとなります。このタイムはアイネスフウジンのレコード2.25.3(1990年)を14年ぶりに更新するモノでした。結構古いレコードが生きていたわけです。

うがった見方をすれば、競馬は日々進歩してレコードは更新され続けているわけですので、その間のダービーは時計勝負ではなかったということも可能です。時計がかかったからといって弱いと言うことに直接繋がるわけではありません。その後(ダービー後)、さらに成長してJCでは好時計をたたき出している馬も少なくないからです。ダービーの勝ち馬に求められる条件で、タイムの要素が比較的軽かった時代とでも言いましょうか。

その14年間は、別のいい方をすればサンデー・ブライアンズタイム・トニービンの世代でもありました。特に言わずと知れたサンデーが6勝もしています。サンデー産駒のダービー馬では、昨年のディープを例外とすると(英雄を例外にしないと話が進みませんから)、アドマイヤベガの2.25.3(1999年)のタイレコードが最速でした。まさしく、時計以外の要素で勝ち負けが決まったことを裏付けしていないでしょうか。

さて今年は、どうあがいてもパンパンの良馬場は望めません。では、重馬場のタイムを調べてみますと(重馬場レコードってのはナンセンスでしょうね)、重で、2分27秒台、やや重で2分25秒後半といったところでしょうか。

今年の勝ちタイムを予想するのは難しいけれど、仮定をします。この2年がレコードで、それ以前のレコードを2秒も縮めています。それからすると、やや重なら2分24秒台、重なら2分25秒台の決着を想定できないでしょうか。もちろん、タダ単純にこの2年間のレベルが高かったのかもしれませんが、、、今年の東京の傾向を見ると、決して時計のかかる馬場とはいえないと思いますね。
 
<予想>

では、予想です。ずばり、サンデーの勝ちはないと思います。中山ならいざ知らず、東京の2400Mでサンデー産駒が渋った馬場を速い時計で勝つイメージは私には持てません。データ的にも多少なりとも裏付けられます。

それでは、重で25秒台、やや重で24秒台を出せるイメージとは? いきなり、簡単に結論ですが、メイショウサムソンとトーホウアランの2頭を上げたいと思っています。

2着候補にはサンデーを選びます。いや、サンデーを中心に選びます。結果的にモノが違ったと言えそうなサンデー産駒といえば、マルカシェンクではないでしょうか。前走の5着はあくまでトライアルの走りをしただけってことですね。そして、アドマイヤメイン。前に行ける脚質も馬場コンディションにあってます。あと2頭上げます。どうも重が上手そうな気がしてならない(あくまで独断ですが、、)アドマイヤムーンと馬場にこだわりがなさそうなジャリスコライトです。

3着までならって感じなのが、こちらも重が上手そうな気がするフサイチリシャールとフサイチジャンク。ジャンクは2番人気に支持されていますが、重賞さえ勝っていない、G1で連対もしていないので、この程度の評価が妥当だと思っています。重上手で3着までです。そして、一発大駆け期待で、パッシングマークとアペリティフのエルコンドルパサー産駒の2頭です。

詳細の買い目は、下の表で、、
3連単 (32点)  1着 2着 3着    
    2 4 7
    5 6 8
      10 10
      14 17

 
<回顧>2006/6/3
2.27.9の決着となりましたね。タイム的には、満足できない面はありますが、また、馬券も外しているので、、、でもダービーですので回顧をします。

アタマと2着までは、なんとかあたりましたね。やや重発表も、かなり時計がかかっていたかもしれません。だいたい2秒くらいでしょうかね。そうすると、良馬場なら2.25秒台の決着だった可能性があります。今年の世代のレベルとしては、標準的くらいのイメージです(あくまで個人的見解です)。

ここでもう一度ダービーの勝ちタイムとサンデーサイレンスについて考えてみた(来年のダービーの参考にならないことだけは確実だが)。

サンデー産駒のダービーレコードは、もちろんディープなんですが、これは例外。そうすると、前出のアドマイヤベガ 2.25.3(1999年) となる。東京2400Mを一番速く走ったサンデー産駒は、昨年のJCのハーツクライ 2.22.1(2006年) となる。共通点があります。そうです、母父がトニービンなんです。

これはもうデータ的に理由があるに決まっています。一昨年だったかオークスの予想で書いたことがあるんですが、サンデー産駒の強さと限界についてです。皆さん印象としては持っていると思いますが、サンデー産駒は”上がり勝負”のレースで無類の強さを発揮します。オークスで書いた予想では、こと東京コースの芝に関していうと、G1クラスでしばしば見られる”究極の上がり勝負”になると、競り負けるケースが多いって事でした。

具体的には、ダービーとオークスの比較です。サンデー産駒はダービー6勝、しかしオークスは3勝。その代わりオークス2着が7回もあります。オークスは、まさしく東京2400Mのレースの中で究極の上がり勝負になりやすいレースなのです。ダービーは、底力がものを言います。

そして、東京コースでのトニービン産駒の強さも言わずと知れたことです。そうです。ここで繋がるのです。スパーサイアー・サンデーサイレンスを父に、東京コース限定のスーパーサイアー・トニービンを母父に持つ2頭が、東京の2400Mの舞台ではじけたんですね。私はそう思っています。

さて、ここから安田記念の予想に絡んできます。サンデー産駒の鬼門・東京の芝マイルのレースです。そして、先ほどの”究極の上がり勝負”にしばしばなるレースなんですね。

もちろんサンデー産駒が勝てないわけではありません。今年の春天でみせたパフォーマンスを考えれば、もし、、、仮定の話ですが、リンカーンが出てきていたら、私は死ぬほど勝負したいと思っていました。リンカーンの母父はトニービン。あの地力を考えれば、そこらへんのマイラーでは勝負になりません。(ついでに言うと、トニービン産駒はマイルも走ります) どんな馬場になろうと、どんなレース展開になろうとまとめて面倒見ますよ。

これ以降は安田記念の予想に譲ります。
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